会社を出るとき、コーヒーの君の車は、まだ駐車場にあったので、
「(今日も残業かぁ・・・。大変やなぁ・・・)」
と、眉八になりつつ会社をあとにしました。
1時間の道のりを無事乗り越え、レンタル屋さんであれこれ物色。
今回は、あらかじめ目当てを決めて居なかったので、とりあえず、アダルト以外のすべてのジャンルに目を通しました。
そして、この3つをレンタルしました。
今日一日、仕事はなーんにもなかったのですが、アフターが充実したのでほくほくでの帰路。
すでに時刻は、22時前。家に帰り着くのは、23時にはなる。
またも1時間のドライブ。いろんなことを考え、妄想。
今の仕事を続けるか否か。辞めたとして、大阪に帰るのか。あれこれあれこれ・・・。
いよいよ私の頭は、自分が辞めるとき、コーヒーの君が異動するときにまで、妄想が広がっていました。
そこで、ようやく、
「(馬鹿馬鹿しい・・・)」
ことに気付きました。
ちょうど我が愛車は、会社の人たちが利用する飲み屋街に入りました。
偶然、コーヒーの君とかに遭遇しちゃったりしてね〜。
『あ! ヤンピンさんっ』
『あれ? 偶然やん。寮まで送ろっか?』
なーんてねー。
などと、結局いまだ妄想中の私。
その私の目に、寮から一番近い飲み屋さんの店先に、見覚えのある作業服姿の・・・、背の高い後ろ姿・・・。
!!?携帯電話を耳にあて、通り過ぎる私の車にくる〜りと振り返ったその人は、もちろん私が見間違えるはずのないコーヒーの君でした。
なんていうか、もう・・・。
いい加減、心を冷静にして、他の若手さんたちにするのと同じように、姉のようにあたたかく見守ろうと、そう決心した一日でしたのに。。。
神様って、いませんねっ!
こんな偶然は、痛すぎる、酷すぎる!!
たぶん、コーヒーの君は気付いていないでしょう。
でも運転して居た私は、ばっちり気付きました。
それが切ないです。
なんかもう、一方通行すぎて。まさに今の私の状況を、そのすれ違う一瞬が示してくれました。
週末。
ほくほくだったのに。
23時7分。
ぼろぼろ涙が出てきちゃいました。
自分でもびっくりです。
こんなことで泣くとは。
車のライトに照らされ、振り返ったコーヒーの君の姿が、スローモーションに見えた夜。